予期せぬ妊娠に戸惑うことや不安になることがあるかもしれません。
また、妊娠を望んでいないときや妊娠に対して不安感や恐怖感があるときも、「妊娠してしまったかも」と思うことによるストレスから、同様の症状が現れることがあります。 ここでは妊娠について寄せられるご相談や質問事項をまとめています。
月経(生理)が遅れているけど、本当に妊娠しているかわからない。
おそらく多くの女性が一度は月経の遅れを経験したことがあるのではないでしょうか。
排卵から2週間が経過しても受精しない場合に月経が来ますが、何らかの理由で排卵が遅れることは珍しいことではありません。
排卵が遅れる原因には以下のようなものがあります。
- ストレスや睡眠不足によるホルモンバランスの乱れ
- 過度なダイエット
- 子宮内膜症、多嚢胞性卵巣症候群などの婦人科症状
妊娠した場合、月経予定日1週間後を目安に市販の妊娠検査薬で陽性と判定されます。
月経が来ないだけで妊娠と判断はできませんので、まずは検査薬で確認しましょう。
妊娠していたら身体にどのようなことが起こりますか。
妊娠初期症状として頻度の高いものは以下の症状です
- 頭痛
- むくみ
- 便秘
- 下腹部痛
- 胸が張る
- 倦怠感
- 肩こり腰痛
- 肌荒れ
- 眠気
- 熱っぽい
妊娠が成立して黄体ホルモンの分泌が続くとこのようなが症状が現れます。
月経前症候群(PMS)と共通する症状であるため、よく妊娠初期症状と間違えられることがあります。妊娠している場合は、吐き気を伴うつわり症状が出てくることがPMSとの相違点です。
避妊に失敗したかもしれない
安全日だからといって避妊具なしで性行為をした場合、妊娠する可能性があります。
確実に避妊したい場合は、アフターピルを服用するという方法があります。72時間以内に服用する必要があるため婦人科で処方をしてもらいましょう。
妊娠しているか確かめたいけど、病院にはどうやって受診するのか。どんな検査をするのか。お金はどのくらいかかるのか。
妊娠判定は産科・婦人科で受けることができます。一般的に尿検査と経腟エコー検査による判定を行います。尿検査は市販の家庭用検査キットと精度に大きな差はないとされていますが、この時期に必ず受けたいのがエコー検査です。万が一、卵管などの子宮とは別の場所に着床した場合は早期の対応が必要ですので、子宮外妊娠の可能性を除外するためにも必ず受診しましょう。
検査代金は病院によりますがおおよそ5千円程度でしょう。妊娠中の検査費用は健康保険の適用外ですが異常がある際は適用される場合があります。
妊娠して赤ちゃんを産みたいけれど、お金のことが心配。
妊娠・出産に対して、国や自治体から様々なサポートを受けることができます。
自治体ごとに異なりますので最寄りの市町村にご確認ください。
妊娠前:自治体や健康保険組合の制度を利用して子宮がん検診を受けましょう。不妊治療は保険適応となり、さらに独自の助成制度のある自治体もあります。将来妊娠したいけど今は難しいという場合、卵子凍結という方法もあります。
- 妊娠前
自治体や健康保険組合の制度を利用して子宮がん検診を受けましょう。不妊治療は保険適応となり、さらに独自の助成制度のある自治体もあります。将来妊娠したいけど今は難しいという場合、卵子凍結という方法もあります。
- 妊娠中
出産育児一時金が50万円支払われます。産婦人科での支払いの大部分をまかなうことができます。
- 出産後
産後の健診や赤ちゃんの医療費は自治体の助成制度を利用しましょう。また産後ケア事業を利用し、子育てのサポートを受けることも可能です。中学生までは児童手当も給付されます。
妊娠、出産にかかるお金は申請が必要なものもありますので、お忘れなく申請してください。
不安になる前にまずはクリニックにご相談ください。
妊娠したかもしれない、という不安な状態で、妊娠検査薬を使うタイミング、受診すべきタイミングがわからない場合、お電話でもご相談を受け付けています。お気軽にお問合せくださいね。