子宮内膜の「厚さ」とは?
妊娠を叶えるために、子宮内膜の重要性を解説!
目次
子宮内膜とは?
妊娠を希望している女性にとって、子宮内膜はとても重要な要素です。
子宮内膜とは、子宮の内側を覆う粘膜で、受精卵が着床するための「ベッド」のような役割を果たします。
子宮内膜が十分に厚くやわらかい状態であるほど、受精卵は着床しやすくなります。
子宮内膜の理想的な「厚さ」とは?
一般的に妊娠しやすい子宮内膜の厚さは、約7~8ミリ以上が目安とされています。
逆に6ミリ未満になると妊娠しにくくなり、体外受精の際も移植を見送られるケースが増えます。もちろん、子宮内膜の厚さは個人差があり、6ミリ未満でも妊娠する例はありますが、やはり厚みのあるほうが安心です。
子宮内膜は「厚さ」だけでなく「質」も重要です。
子宮内膜は、「質」や「機能性」も妊娠に大きく関わってきます。
例えば、子宮内膜にポリープや炎症があると受精卵の着床を妨げてしまうことがあります。
そのため、このような異常が見つかった場合は治療や除去を行うことで妊娠率を向上させられる可能性があります。
子宮内膜が育たない理由
- 血流の悪さ
子宮内の血流が悪いと、内膜が十分に発育しません。冷えや運動不足、ストレスなどが血流を悪化させる要因となります。 - 冷え
下半身や骨盤周りの冷えは、血流を滞らせ、内膜の成長を妨げます。夏場のクーラーも要注意です。 - 活性酸素の増加
活性酸素が多いと、内膜が薄くなりやすい傾向があるといわれています。 - ホルモンバランスの乱れ
女性ホルモンや黄体ホルモンの分泌異常も、内膜の発育に影響を与えます。
子宮内膜を健康に保つためには?
- 適度な運動
ウォーキングやヨガなど、骨盤周りの血流をよくする運動を心がけましょう。 - 冷え対策
下半身を冷やさないようにし、カイロや温活グッズ、温かい食事を取り入れるのも効果的です。 - ビタミンC・Eの摂取
抗酸化作用のあるビタミンを積極的に摂ることで、内膜の質を高められます。 - ホルモン補充療法
医師と相談のうえ、必要に応じてホルモン補充療法を行うことも選択肢のひとつです。 - ポリープや炎症の治療
内膜に異常が見つかった場合は、早めに治療を受けることが大切です。
まとめ
子宮内膜は、妊娠を叶えるための大切な“ベッド”です。厚さだけでなく、質や機能にも目を向け、日頃から体を温め、血流をよくする生活を心がけることが、妊娠への近道となります。妊娠を目指す方は、ぜひ今日からできる冷え対策や運動を取り入れてみてくださいね。