妊活は何から始めたらいいのか?

「妊活は何から始めたらいいのだろう…」

「妊活を始めるにあたって知っておくべきことはあるだろうか…」

妊娠を目指す「妊活」は、夫婦にとって大切なライフイベントの一つです。妊活を始めるには何から取り組めば良いのか、どのような準備が必要なのか、疑問に思う方も多いでしょう。

今回は、小田原マタニティクリニック(オダマタブログ)より、妊活は何から始めたらいいのか?という点をテーマにお届けしていきますので、ぜひご覧ください。

目次

そもそも妊活とは?

妊活は「妊娠活動」の略であり、文字通り妊娠を望むカップルが行う一連の活動や取り組みのことを指します。妊活は、単なる身体的な準備だけでなく、心の準備やライフスタイルの改善など多岐にわたる側面を含んでいます。

妊活の目的について

妊活の主な目的は「健康な妊娠を実現して無事に出産すること」であり、妊活を通じてカップルは、自身の健康状態や生活習慣を見直して改善する機会を得ます。

妊活は何から始めたらいい?まずは妊活の基本知識を押さえよう

妊活の第一歩は、基本的な知識を持つことであり、妊娠のメカニズムや自分自身の体の状態を理解することが大切です。

まず、女性の月経周期を把握しましょう。月経周期は個人差がありますが、一般的には28日から35日程度です。そして、排卵後12日~14日経つと月経がやってきます。

生理管理アプリを利用してみては?

排卵日前後は前後が最も妊娠しやすい期間となりますので、排卵予定日を予測して実際の排卵日には記録・メモを付けると良いでしょう。その際、過去の生理日を入力すると次の整理予定日や妊娠しやすい時期、妊娠しにくい時期などを教えてくれる生理管理アプリもありますので、活用すると良いでしょう。

【おすすめアプリのご紹介】

・ルナルナ

1900万DL(2022年12月時点)を突破した業界大手のアプリ。生理日予測や排卵日予測、妊娠しやすい時期/妊娠しづらい時期などの月経管理としての機能はもちろん、ひとりひとりに合わせたステージを選択できるところが特徴です。

・ケアミー

生理管理機能に加え、カラダやココロの変化をLINEでパートナーに共有することができます。精神的・身体的に不調であることを自分の言葉でうまく伝えられないという方におすすめです。

多嚢胞性卵巣の方は、無排卵で出血だけすることも多いため、生理開始から12日目ごろのホルモン値を採血で調べることで、きちんと排卵するように誘導することが可能です。

タイミング法について

排卵日の特定ができたら、知っておくべきはタイミング法です。

排卵日前後が最も妊娠しやすい期間ですので、この期間に性交を行うと、妊娠の確率を高めることができます。タイミング法を実践する際には、夫婦間のコミュニケーションをしっかり取り、お互いのスケジュールを調整することが重要です。

健康管理とライフスタイルの見直し

女性は妊娠に向けて体を整える必要がありますので、定期的な運動やバランスの取れた食事を心がけることが大切です。特に、葉酸や鉄分、カルシウムなどの栄養素は妊娠に向けて必要不可欠です。これらの栄養素を豊富に含む食事を摂ることが推奨されます。何が自分に足りていないか、また逆に何をデトックスすべきか調べる検査があります。

また、禁煙や過度のアルコール摂取を避けることも重要です。タバコは妊娠に悪影響を及ぼし、流産や早産のリスクを高めるため、妊活を始める前に禁煙を検討するべきです。アルコールも同様に、禁酒とまではいかなくても摂取量を控えることが推奨されます。何が自分に足りていないか、また逆に何をデトックスすべきか調べる採血検査があります。

男性は妊活で何から始めたらいいのか?

妊活は女性だけのものではなく、精子の質や量は、妊娠の確率に大きな影響を与えますので、男性も自分の健康状態を確認する必要があります。ストレスや生活習慣、食事が精子の状態に影響を与えるということをまずは頭に入れましょう。当院では定期的な射精、亜鉛の摂取、漢方薬の内服を指導しています。それでも改善しない場合には、精巣から精子を採取する手術も行っています。

ストレス管理とメンタルヘルス

妊活において、ストレス管理は非常に重要な要素です。ストレスはホルモンバランスを乱し、妊娠の確率を低下させる可能性があります。妊活中のストレスを軽減するために、リラクゼーション法や趣味の時間を大切にしましょう。私のリフレッシュ法は、サウナ浴、足つぼマッサージです。生殖器の反射区を押してもらうと良いですよ。

また、パートナーとのコミュニケーションも欠かせません。妊活は夫婦共同のプロジェクトです。お互いの気持ちを理解し、支え合うことが成功への鍵となります。

妊活を始めるにあたって専門医に相談すること

妊活を何から始めたらいいのか分からないという方は、妊活を本格的に始める前に、産婦人科医や専門医に相談することも大切です。自分の体の状態を確認し、必要な検査を受けることで、妊娠に向けての準備が始まります。特に、既往症や家族歴に不安がある場合は、医師としっかり話し合いましょう。女性はAMHを測定してみること、男性は胚培養士による精液検査をすることがおすすめです。当院ではAMHの測定キャンペーンも行っています。

まとめ:妊活は何から始めたらいいのか?

いかがでしたか?今回の内容としては、

  • 妊活は「妊娠活動」の略であり、文字通り妊娠を望むカップルが行う一連の活動や取り組みのこと
  • 妊活を始めるにあたり、その第一歩は、基本的な知識を持つことである
  • 女性は妊娠に向けて体を整える必要があるため、定期的な運動やバランスの取れた食事を心がけることが大切
  • 妊活を何から始めたらいいのか分からないという方は、妊活を始める前に、産婦人科医や専門医に相談することも大切

以上の点が重要なポイントでした。妊活は決して簡単な道ではありませんが、情報を正しく収集し、健康管理、医師との連携、そしてストレス管理を通じて、成功への道は開けます。妊活を始めるにあたり、まずは自分自身とパートナーの健康状態を見直し、正しい情報をもとに必要な準備を整えることが重要です。お互いの気持ちを尊重し合いながら、共に歩んでいきましょう。

産科と不妊治療を専門とする小田原マタニティクリニックについて

小田原マタニティクリニックは、小田原駅から徒歩3分という便利な立地にあり、産科と不妊治療を専門とするクリニックです。当院では、妊娠・出産から産後ケア、赤ちゃんの健診・予防接種まで、包括的なサポートを提供しています。

さらに、婦人科や美容・形成外科、内分泌内科、漢方外来を設け、女性のさまざまなお悩みに対応しています。患者さまに寄り添った丁寧な診療を心がけ、安心・安全な医療を提供し、皆様の願いが叶いますよう全力を尽くすことをお約束します。※診療予約(WEB予約)は、2か月前から可能です。

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