里帰り出産は出産を控えた女性が選ぶ出産スタイルの一つであり、特に初めての出産では、実家に戻り、家族のサポートを受けながら安心して出産を迎えたいと考える方も多いでしょう。
しかし、里帰り出産には準備が必要で、タイミングや手続きなど、事前に知っておくべきことがたくさんあります。
今回は小田原マタニティクリニック(オダマタブログ)より、里帰り出産を計画する際に必要な準備や、期間、手続きについて詳しく解説します。快適に出産を迎えるために、しっかりと準備を進めましょう。
里帰り出産とは?
里帰り出産は、妊娠中の女性が出産時期に実家に戻り、家族の支えを受けながら出産する形態です。実家では母親や家族の手助けが得られ、出産準備や産後のケアを安心して進められます。
里帰りすることで、育児経験のある母親や家族からのアドバイスが得られ、産後の体力回復や育児への不安が軽減されることが多いです。
里帰り出産を決めた場合には、出産前にいくつかの準備をすることが大切です。実家に戻るタイミングや、産後に必要な物の準備など、計画的に進めておくことで、よりスムーズに出産を迎えることができるでしょう。
里帰り出産はいつから?里帰りのタイミング
里帰り出産を計画する場合、実家に戻るタイミングは非常に重要で、妊娠30週から34週の間に帰省するのが一般的です。
これは、出産のリスクが高まる臨月(妊娠10ヶ月)に入る前に、安定した状態で移動するためです。ただし、個々の体調や医師の指示に従い、早めに決定しておくことが必要です。移動が負担になる妊婦も多いため、飛行機や長距離移動をする場合は、あらかじめ医師に相談し、許可を得てから移動を計画しましょう。当院では里帰りのママたちも12週の胎児スクリーニングを必ず受けていただいております。
実家と病院の調整~里帰り先の病院選びは早めに~
里帰り先での出産は、実家と病院の調整が不可欠です。まず、里帰り先の実家に滞在する期間を家族と話し合い、どのようにサポートを受けるかを決めておきましょう。家族の協力が重要となるため、事前にしっかりとコミュニケーションを取ることが大切です。
次に、出産予定の病院を予約する必要があります。里帰り出産の場合、普段通っている産婦人科とは別の病院で出産するケースが多いため、できるだけ早めに病院選びをおこない、遅くとも妊娠中期までに決めて予約しましょう。当院では、妊娠10週の頃に分娩先の相談を伺います。
里帰り出産で必要な準備とは?
里帰り出産では、普段の生活とは異なる環境で出産・育児を行うため、持ち物の準備が必要です。続いて、里帰り出産で必要な準備について見ていきましょう。
里帰り出産の準備1. 書類関係
里帰り先での検診や出産手続きに必要な書類は事前に確認しておきましょう。出産に必要な妊娠関連の書類としては、以下のようなものが挙げられます。
- 母子手帳
- 健康保険証
- 病院の紹介状
- 妊娠の経過報告書
- 診察券
- 出生育児一時金の書類
- 出生手当金の書類 など
あらかじめ必要な書類に関しては、1つにまとめておくと良いでしょう。
里帰り出産の準備2. 出産に必要なアイテム
出産時に必要なアイテムも忘れずに持参しましょう。入院時のパジャマやタオル、スリッパ、出産後の衣類など、入院中に使うものをまとめて準備しておくと、急な陣痛の際にも安心です。
<里帰り出産で必要なものリスト>
- 普段着
- パジャマ
- 産前産後用の下着
- 産後の授乳しやすい服
- 産褥ショーツ
- 産褥ナプキン
- スリッパ
- タオル
- 洗面用具
- 妊娠線予防クリーム
- 携帯電話
- 充電器
- 診察券
- 印鑑
<赤ちゃん用>
- 赤ちゃん用の衣類
- おくるみ
- 哺乳瓶
- 粉ミルク
- ガーゼ
- 沐浴布
- ベビーソープ
- ベビー用爪切り
- ベビー用綿棒
まとめ:里帰り出産で必要な準備とは?タイミングや必要な物リストも紹介!
いかがでしたか?今回の内容としては、
- 実家に戻るタイミングは妊娠30〜34週が目安
- 里帰り先の病院を早めに予約すること(小田原マタニティクリニックは妊娠12週までにお願いしています。)
- 里帰り出産で必要な書類としては、母子手帳・健康保険証・病院の紹介状などがあります。
以上の点が重要なポイントでした。里帰り出産で必要なものリストはしっかり押さえておき、
準備を整え、安心して里帰り出産を迎えましょう。