妊娠中にアボカドを食べると赤ちゃんの食物アレルギーリスクが低下するってほんと?
目次
近年こどもの食物アレルギーが増加している?
実際に2013年から2022年の間にアレルギーを持つ子どもの割合が12万人も増加しているというデータがあります。
産まれたときから、衛生的な環境で育った子どもが免疫系の発達に影響を受けるという可能性も指摘されています。
妊娠中にアボカドを摂取するとアレルギーリスクが低下?
2025年に医学誌に掲載された内容に「妊娠中にアボカドを摂取した女性の子供は1歳までに食物アレルギーを発症するリスクが43.6%低くなる」ことが明らかになりました。
なぜアボカドに効果があるのか?
アボカドの摂取でアレルギーリスクが低下する理由は、「母体内曝露」にあると考えられています。母体内曝露とは、「お母さんが摂取した栄養が胎児に影響を与える」という考え方です。
アボカドに含まれる栄養素は、
- 免疫系の発達をサポートしてくれる「抗酸化物質(ビタミンE・亜鉛)」
- 抗炎症作用がありアレルギー反応の抑制をしてくれる「食物繊維」
- 免疫のバランスを整え、喘息のリスクなども低下させてくれる「一価不飽和脂肪酸」
- 葉酸・カリウムなどの「必須栄養素」
摂取する際の注意点
- 高カロリー・高脂質のため過剰摂取は避けましょう。
- バナナやキウイでアレルギーを起こす方はラッテクス・フルーツ症候群の可能性があるため注意しましょう。
- 食中毒防止のため、よく洗い、できれば加熱しましょう。
まとめ
最新の研究により、妊娠中にアボカドを摂取することで赤ちゃんのアレルギーリスクを43%低下させる可能性が示されました。
アボカドには、免疫をつけるための栄養素がふんだんに含まれています。
妊娠中の方は積極的に摂取するとよいでしょう。
ただし、食べすぎやアレルギーをお持ちの方は充分に注意してくださいね。