赤ちゃんの心は周囲の人たちとのかかわりのなかで育っていくと言われています。
自分の欲求にたくさん応えてもらい、たくさんの愛情を注がれた子は心が豊かに育つそうです。
では、赤ちゃんの心を育むには、大人はどう関わったらいいのでしょうか。
そこで日本産婦人科医会が紹介している「子育てに大事な5箇条」と合わせてお話していきます。
⑴コミュニケーションをとろう
赤ちゃんは自分の気持ちやしてほしいことを言葉で伝えることができませんが、だからと言って言葉をかけなくていいのかというとそうではありません。
ママが愛情を持って話しかけることによって成長の分泌を促します。
目と目で見つめあい、手と手で触れあう、ほほえみかけたり、語りかけたりしてコミュニケーションを取りましょう。
そうすることでママと赤ちゃんとの間に大事な絆や愛着が形成されます。
⑵優しい言葉で
怒鳴ったり、暴言を吐いてしまうと脳の中の音や会話をつかさどる聴覚野が変形し、脳の発達に悪影響を及ぼす恐れがあります。
赤ちゃんに対してだけではなく、目の前で夫婦喧嘩をしてしまった場合も同様です。
疲れていると思わず声を荒げてしまいそうになりますが、そんなときは少しの間、別の部屋に移動して赤ちゃんとの距離を取ってみたり、深呼吸をして気持ちを落ち着かせましょう。
⑶携帯・スマホの使用ルールを決める
携帯・スマホの使用頻度が多くなることで、大事なコミュニケーションがなくなってしまう可能性があります。
「スマホを触るのは赤ちゃんが寝てから」などルールを決めて使用しましょう。
⑷ひとりで頑張らないで
赤ちゃんの心を育むにはママとパパのゆとりも大切です。
育児はひとりで頑張ろうとせず、しんどいと感じたときは保健師さんや家族、地域の方に頼ったり、相談をしましょう。
⑸一人ひとりにあった子育ての方法を
一人ひとりに個性があるようにその子に合った子育ての方法があります。
子育ての正解を探そうとせず、子どもの個性を見つめて理解して接してあげましょう。
まとめ
いかがでしたか?
赤ちゃんは言葉で表現できなくても、ママの表情を見て感情を読み取ったり、周囲の雰囲気を敏感に察知していることが分かりました。
赤ちゃんの心を育むためにもたくさんコミュニケーションをとって愛情を注いであげましょう。
そうすることできっと感情の面で大きく成長してくれることでしょう。
日本産婦人科医会「赤ちゃんの不思議な世界」参考
もっと詳しく知りたいという方は、下記より動画の視聴が可能です。