不妊の予防

不妊症はご夫婦のおよそ10組に1〜2組が経験するといわれており、決して珍しいものではありません。すべてを予防できるわけではありませんが、生活習慣の見直しや適切な検査を行うことで、妊娠に適した心身の状態を整え、将来の妊娠に備えることが可能です。

不妊の主な要因

  • 年齢:卵子・精子の質および数は加齢により低下します
  • 生活習慣:喫煙、過度の飲酒、肥満や過度な痩身は妊娠率の低下に関連します
  • 排卵障害・ホルモン異常:多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
  • 子宮・卵管因子:子宮内膜症、子宮筋腫、卵管閉塞
  • 感染症:クラミジア感染症は卵管障害の原因となります
  • 内科的合併症:甲状腺疾患や糖尿病なども妊娠に影響することがあります

妊娠を望まれる方に推奨される生活習慣

  • 十分な睡眠、バランスのとれた食生活、適度な運動
  • 適正体重(BMI18.5〜24.9)の維持
  • 禁煙および飲酒の制限
  • 性感染症の予防(検査・ワクチン接種)
  • ストレスを溜めない

当院で行っているサポート

  • HPVワクチン

子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染を予防します。

  • 子宮がん検診

子宮頸がんは早期に見つけることが大切です。

1年に1回検診を受けることで妊娠への影響を最小限にできます。

  • AMH検査

卵巣にどのくらい卵子が残っているかの目安を知ることができる血液検査です。

AMH検査を受けることで、妊活や不妊治療のタイミングを考える参考になります。

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