子宮卵管造影検査
子宮卵管造影検査は、自然妊娠をする上で精子と卵子が出会うための唯一の通路である卵管の通過性を調べる非常に重要な検査です。子宮の形態を確認するという目的もありますし、体外受精の場合でも、着床率が著しく低下する「卵管留水腫(卵管に水が貯留した状態)」がないかを調べることも可能です。
検査概要
月経が終了する7日目から排卵前の10日目頃までに実施(避妊が必要です)する検査です。
検査を実施できない方
- ヨードアレルギー、あるいはその疑いがある方
- 重篤な甲状腺疾患の方
- 妊娠している可能性がある方(検査が終わるまでは必ず避妊してください)
- 1年以内に子宮頚部のクラミジア抗原検査を受けられていない方
※メトホルミン(グリコラン、メトグルコ)を内服している方は、いったん服用を中止してただく必要があります。
検査の流れ
- 子宮内にチューブを固定し、粘性度の高い造影剤を注入します
- X線透視で造影剤が子宮~卵管~腹腔(お腹の中)まで拡がる様子を観察
- 造影剤が卵管内に貯留していないかをチェックする
痛みが出現するのは…
- 子宮内にチューブを固定するとき
- 造影剤を注入するとき