


小限の薬剤で卵胞の成長を促します
クロミフェンを月経2、3日目より内服し、卵胞の発育状態を診ながら必要があれば少量のhMGを月経8日目より隔日150IUで注射し、卵胞径が約18mmになったところでスプレー(スプレキュア)を用い、自然な排卵を誘起し採卵する方法です。
この方法は、hCGの注射を使用せず、OHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの副作用が少なく良質の卵が採れます。
卵巣が持つ力も生かします
クロミフェン中刺激周期では、卵胞の大きさを整えるために、事前の調整が必要です。調整とは、採卵を予定している周期の前周期の排卵と同時にピルを内服することを言います。ピルにより脳ホルモン(FSHとLH)が抑制されて、排卵後の卵胞縮小が促進され、卵胞のサイズが揃います。
使用する薬剤量を極力少なくし、体の良い卵子を作ろうとする力を最大限に利用した体外受精法ですが、完全自然周期やレトロゾール周期に比べて刺激量が大きく遺残卵胞が発生することがあります。
また、クロミフェン中刺激周期を行うにはAMHが最低でも15pM以上は必要です。これ以下ですと調整周期のピルによりリバウンドを誘発し、AMHは10pM以下に減少、FSHは15IU/L以上に上昇し、かえって卵巣機能を悪くしてしまうからです。
月経2、3日目に基本情報のチェックを行い、月経3日目からクロミフェン(12.5mg:4分の1錠~50mg:1錠)を開始します
2回目の診察は月経8日目頃です。これは治療周期2、3日目に決定されます。月経8日目頃から隔日で、FSH値に応じて少量のリコンビナントFSH製剤(75IU~150IU)を追加します。血中のFSH値(卵胞刺激ホルモン)を10~15に保つことにより、体が選択してくれた卵胞だけを育てるようにします。リコンビナントFSH注射の投与量、診察のタイミングなどは、お一人おひとり異なります。
数回の診察の後、女性ホルモン値と主席卵胞の大きさが最適になったら、採卵日を決定します。卵胞径が約18mmになったところで、ブセレキュア(GnRHアゴニスト)という点鼻薬を用いて人工的に上昇させ、2日後の午前中に採卵します(予定採卵)。しかしLHが予想より早く上昇してしまった人は自然の成り行きに従って、当日または翌日の排卵直前に採卵します(緊急採卵)。
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