胎児超音波診断(4Dエコー同時実施可能)
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胎児超音波診断(胎児超音波スクリーニング検査)とは

赤ちゃんに形態異常がないかどうか、外見上や構造異常を確認するための精密な超音波検査で、出生前検査のひとつです。
万が一、赤ちゃんに異常が見つかった場合、専門機関と連携し、妊娠管理や分娩時の対応、産まれた後の赤ちゃんの管理や予想される治療経過などについて、事前に準備や心構えができるというメリットがあります。
ただし、検査により赤ちゃんの病気がすべて見つかるわけではありません。
生まれてこなければわからない病気も多くある点をご了承ください。
検査でわかること
心臓の部屋が4つに分かれているか、穴が開いていないか、口蓋裂がないか、脳や脊椎、肺、胃、腸、大血管、腎臓、膀胱、生殖器、四肢に異常がないか、へその緒や胎盤の状態に問題がないか、羊水の量、血流状態など、多数の項目を観察します。妊娠週数により検査できる内容も異なるため、初期・中期・後期の3度の検査を推奨しています。
- 初期[11~13週]
染色体異常(ダウン症候群や13トリソミー)のリスクを診断するための NT(首の後ろのむくみ)を計測できる時期
- 中期[18~20週]
赤ちゃんがエコーに映りやすく器官の細部の検査に適した時期。
※4Dエコーは妊娠中期の実施をおすすめしています
後期にわかる異常(小腸閉鎖症や四肢短縮症など)のチェックができる時期。胎盤の状態を調べることで出産時のリスク軽減にもつながります。
※赤ちゃんの位置や動き、羊水量などによって、赤ちゃんのお顔が鮮明に見えないことがございますのでご了承ください。
費用
- 胎児超音波スクリーニング検査・・・各20分 1回8,800円
- オプション 4Dエコー同時実施・・・+2,200円
(4Dエコー単独実施の場合・・・5,500円)

胎児超音波技師 原田宙実

[経歴]
大阪大学医学部保健学科出身 看護師 助産師
大阪大学医学部付属病院 総合周産期母子医療センターにて年間2,000例の胎児エコーを実施した経験のある胎児エコー検査のスペシャリスト
[所属学会]
日本超音波医学会 日本胎児心臓病学会
FMF NT・NB・TR・DV・Preeclampsia screening ライセンス取得