漢方外来

全身状態を整えることで妊娠しやすい“母体づくり”を目標に、本来、自分自身に備わっている力を漢方で取り戻してみませんか?

当院では、東洋医学・漢方を専門に研究されている医師による診療を行っております。

当院で行っている診断の基本は、心身の状態を四診と呼ばれるさまざまな診察方法で全体的に把握し、分析検討する(証を定める)ことです。これをもとに治療の方策を考えます。漢方薬治療、食事を含めた生活の見直し(栄養指導)、必要であれば心身医学的治療も併用します。一般的に行なわれている短時間での診療の中でこのような作業を行うことは、とくに慢性疾患の治療の場合は困難です。

漢方診断の6大分類

要素無いからめぐらないあってもめぐらない
気(き)気虚(ききょ)気うつ 気逆(きぎやく)
血(けつ)血虚(けっきょ)瘀血(おけつ)
水(すい )陰虚(いんきょ)水毒(すいどく)
  • 人体の3 大要素 「気・血・水」
  • 病気= 気血水のめぐりが悪い ① 無いからめぐらない ② あってもめぐらない
  • 漢方の診断は「2 x 3= 6」の 6 大分類が基本

東洋医学における五臓の働き

  1. 腎 : 人の成長や発育、生殖を司り、ホルモンの分泌や、知能、知覚、運動系の発達と維持に関与
  2. 肝 : 血を貯蔵し、血流量をコントロールし、ほかの臓腑の生理機能がスムーズに行えるよう調節
  3. 肺 : 新鮮な空気を取り入れ、全身に送り出す呼吸に似た働きのほか、潤いや栄養分の運搬・分配も
  4. 心 : 血を体のすみずみまでにめぐらせるポンプとして働き、精神や意識を安定させる作用も
  5. 脾 : 胃とともに消化吸収を担い、エネルギーである気や血のもとと潤いを作り出して全身に送り出す

通常、丁寧な漢方治療を行うには、お一人あたりに、一般診療の数倍の時間を必要としますが、待ち人数が多く混み合った医療機関での実施はとても難しいのが実情です。このため、当院においては皆様の診察を充実させるために完全予約制をとり、しっかりと時間を確保したうえで診察をさせて頂くために『2020年7月1日』の診察より下記の選定療養費という保険診療との併用が厚労省により認められれている予約料を頂いています。

なお、予約枠に限りがございますので、当院の産科・婦人科に通院して頂いている患者様を優先させて頂く事がございますのでご了承ください。

予約料

初診再診
5,000円(税込)2,500円(税込)

厚労省により認められている選定療養費

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