子宮内膜着床能(ERA)検査(自費治療)

当クリニックでは、新たに「着床の最適なタイミング」を遺伝子レベルで調べることができるようになりました。

ERA(Endometrial Receptivity Array)検査とは?

具体的には、凍結融解胚盤胞移植する際、移植する当日の内膜が着床可能な状態にあるかどうかを、子宮内膜を採取し遺伝子レベルで調べる検査です。

子宮内膜の状態を着床可能に整えているつもりでも、遺伝子レベルでは準備が整っていない場合もあり、着床可能な状態になるまでさらに数日を要することもあります。

※本検査を行う周期では移植は行いません。検査をするのみです。
※実際の移植周期と同様にお薬は飲んでいただきます。

対象

複数回、胚移植をしているものの着床に至っていない方へ行う検査です。

検査の方法

1周期目

凍結融解胚移植をするときと同様の、血液検査、超音波検査、ホルモン剤補充周期に用いる薬剤を使用します。

エストロゲン製剤(内服薬もしくは貼り薬)を月経周期2日目から服用開始

月経周期12日目ごろに内膜の厚さを確認

プロゲステロン製剤を開始して、6日目に子宮内膜組織を採取し、検査に提出

着床可能 判定

子宮内膜は着床可能状態です。検査はこれで終了。
次周期から同様の方法で胚盤胞を移植します。

<着床不適 判定>

子宮内膜が着床に適していません。
必要に応じて2周期目の検査へ。

※検査結果が得られるまで2~3週間を要します。

2周期目

1周期目と同様の方法で、プロゲステロン製剤の開始から子宮内膜組織を採取するまでの日数を、着床不適(早すぎる、遅すぎる)の判定内容に合わせて変えます。

子宮内膜生検(組織の採取)について

当クリニックで行う子宮内膜生検(組織の採取)の方法は、とても細いカニューレ管を腟から子宮内へ挿入し、検査に必要な量の組織を採る、最も侵襲の低い手法です。そのため、ほとんど痛みはありません。

検査の料金

検査費用:150,000円(税込)

※料金は予告なく、変更になる場合がございます。予めご了承ください。
※薬剤料、超音波などの検査料は別途必要となります。

詳しい検査方法などについては、診察時に医師にご相談ください。
※子宮内フローラ検査も同時に行います。(別途費用なし)

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