PRP療法 子宮内膜活性化(自費治療)

当院は2020年12月に厚生労働省「再生医療等委員会」より施設認定されました。

PRP療法(子宮内膜への注入)とは

再生医療の一種で、患者様ご自身の血液から抽出した多血小板血漿PRP(Platelet Rich Plasma)を用いる治療法です。血小板は、PDGF(血小板由来増殖因子)、VEGF(血管内皮増殖因子)、EGF(上皮増殖因子)、FGF(線維芽細胞増殖因子)など様々の成長因子を放出するため、PRPを投与することで組織の修復、炎症の抑制、細胞の増殖促進などの効果による子宮内膜の肥厚および受精卵の着床環境の改善を期待します。PRP療法は、すでに国内外の整形外科、皮膚科、美容外科、歯科、耳鼻科、眼科などで広く用いられています。また、患者様ご自身の血液を使うため、アレルギーや感染症といった副作用が起こる可能性もほとんどありません。

【方法】治療は1周期・原則2回投与

患者様の前腕から静脈血を20mL採取し、遠心分離機でPRPを抽出します。そしてそのPRP(約1mL)を子宮内に注入します。通常採血から注入まで約60分程度となります。注入後は30分の安静後ご帰宅いただけます。

【治療の結果】

子宮内膜の厚さが7mm以下の場合、胚が着床しにくいと言われています。PRPを使用することにより、子宮内膜を厚くする、炎症を抑えるなどの子宮環境の改善が期待されます。

【治療】PRP療法を希望される場合は、必ず事前に医師までお知らせください

事前に同意書の記入が必要となります。投与日の目安としては、1回目は月経10日目頃、2回目は月経12日目頃となりますが、具体的な投与日の決定は医師より改めてご説明させていただきます。

【その他】診療情報の二次利用について

当院は厚生労働省「再生医療等委員会」の登録施設のため、毎年治療報告義務があります。
また、治療法の効果の調査研究及び医学の発展のため、臨床経過・各種検査結果などこれに付随する情報について個人が特定されない範囲内で、各種学会、研究会、学会誌、商業誌などに口頭、ポスター、論文、ビデオなどの形式で発表することがあります。プライバシーの保護に関しては十分配慮いたします。

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